Luswig van Beethoven Rarities
マンドリンとピアノ、およびヴァイオリンとピアノのために書かれた珍しいベートーヴェンの作品である。
この中の「マンドリンとチェンバロのためのソナチネ ハ短調」は、子どもの頃はじめてラジオで聞き「ベートーヴェンにもこんな作品があるのだ」と驚いたことを覚えている。その時聴いた演奏はシンプルで一般的なギターのような弾き方だったが、今回のCDではトレモロ奏法を最大限に生かしており、こちらの方がマンドリンらしく感じた。
演奏者はマンドリンが Lajos Mayer, ヴァイオリンが Béla Bánfarvi である。
今回はこのCDでのマンドリン曲のみ聴いた。昔懐かしさということである。この楽器もそうだが、私はピアノ以外の楽器も弾いてみたいと思うことが時々ある。ついこの間もヴァイオリンを弾いている夢を見た。これは私の父がヴァイオリンを演奏できたことと関係があるのだと思うが、現実でもアコーディオンを演奏してみたいな等と思うことはある。
小学校時代での「合奏」をよく思い出すのだが、いろいろな楽器をもっと体験したかったなと思うこの頃である。趣味としてはいろいろな音楽に親しむことは大事だと思う。そんなことを考えさせられた1枚であった。
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